先週から南アフリカからライル・ヒューイットソン騎手が短期免許で来日しています。JRAのホームページでプロフィールを見ると
身長166センチメートル 体重53キログラム
2016年 南アフリカ騎手免許取得
2017/18年シーズン成績 1,469戦184勝(南アフリカリーディング1位)
2018/19年シーズン成績 1,558戦219勝(南アフリカリーディング1位)
2019/20年シーズン成績 242戦3勝(香港リーディング17位) 注記:2月28日(金曜)現在
1997年生の22歳ですね。マーフィーが24歳、レーンが26歳なのでヒューイットソンはそれよりも若いです。それでいて、南アフリカでは2年連続でリーディングですからすごい。現在は香港で免許を取得して騎乗していますが3勝と苦労しているようです。新天地だと騎乗馬が集まらないので大変でしょうね。
身元引受調教師は美浦の国枝栄調教師、契約馬主は社台の吉田勝己氏です。ということは社台系(特にノーザンファーム系)の騎乗が多くなるでしょうね。
免許期間は先週の3月7日から5月4日までです。期間中に行われるG1レースは、3月29日の高松宮記念、4月5日の大阪杯、4月12日の桜花賞、4月19日の皐月賞、5月3日の天皇賞春などです。
ヒューイットソンはスタートが上手いし、姿勢がいい
ヒューイットソンは土曜日に7鞍、日曜日に7鞍騎乗して3勝を挙げました。レースを見ていると、スタートが上手いですね。先行馬はスタートして押して前に行きますが、騎乗姿勢が良いので馬が無理なく先行出来るようです。
道中も馬の背中とヒューイットソンの背中が平行に見えました。低い姿勢を保ったままで、追い出しが出来るのもいいですね。来日したばかりなので、周りを気にして左右を何度も確認しているシーンもありました。慣れてくればもっと勝ちそうな気がしました。
印象的だったのが、日曜日の6レースでした。1人気のシェダルに騎乗し、スタートは普通に出ましたが、外から田辺裕信騎乗のスペロデアが先手を主張する雰囲気でしたが、内から並びかけて行きました。シェダルは新馬戦で2番手から抜け出す競馬をしているので、控えると思いましたが、抑えずに馬の行く気に任せて並走してしまいました。掛かっているわけではないけど並走しているのでペースは早く、後続との差をグングン広げて明らかにオーバーペースになっていました。
案の定、3コーナーで後続が迫ってくると4コーナーでは追い出しにかかり、直線の入り口では早くもムチが入っていました。途中で2番手に控えた田辺のスペロデアは4コーナーで脱落しましたが、シェダルはヒューイットソンに促されて最後まで頑張りました。脚は完全に上がっていたようで坂を上る時にスピードが落ちましたが、坂を上がりきるとまた伸びていました。
ヒューイットソンは4コーナーから追い通しでしたが、姿勢が崩れることがなかったです。しっかり、追える騎手なので今後の活躍が楽しみです。
ヒューイットソンと田辺
前を行くヒューイットソンの姿勢は低くていいですね。
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