天皇賞秋展開予想 逃げるのはジャックドール

レース展望
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今年の天皇賞秋は13頭が登録してきましたがアサマノイタズラとスターズオンアースが回避するようなのでこのままであれば11頭立てになりそうです。東京芝2000mはスタート地点が1コーナー奥のポケットからで、最初のコーナーまでが100mぐらいなので外枠が不利とされてきました。しかし、今回は11頭立てなので外枠だからと言って不利にならないでしょうね。

 

出典元:JRA

今回のメンバーを見ると逃げると思われるのはジャックドールと思います。ジャックドールの戦歴を見ると8勝中逃げ切り勝ちは6回あります。また、8勝の内訳を見ると全て芝2000mです。ジャックドールの良さを生かすには東京芝2000mは絶好の舞台。昨年は快速逃げ馬パンサラッサがいたために控える競馬をして、勝ち馬イクイノックスと0.5秒差。東京芝2000mの持ち時計は1分57秒2でメンバー中最速です。

ジャックドールが逃げると仮定すると2番手はノースブリッジ、3番手はガイアフォース、そのあとは出たなりでポジションを取りに行くと思います。ジャックドールは決めて勝負には持ち込まないと思うのでペースとしては1000m通過が59秒を切るぐらいかも。隊列としてはイクイノックス、ドウデュース、ダノンベルーガ、プログノーシス、ジャスティンパレスの順かな。

ジャックドールが勝ったレースでは金鯱賞(1分57秒2)と白富士S(1分57秒4)のラップが参考になるかと

金鯱賞 12.5-11.0-12.2-11.9-11.711.7-11.6-11.0-11.3-12.3
白富士 12.8-11.3-11.8-11.8-11.711.8-11.5-10.9-11.4-12.4

金鯱賞 通過:35.7-47.6-59.3-71.0 上り:69.6-57.9-46.2-34.6
白富士 通過:35.9-47.7-59.4-71.2 上り:69.7-58.0-46.2-34.7

ジャックドールが上記のようなペースで逃げた場合、ジャックドールを差し切るのは33秒台の脚が必要になる。また、上記の2つのレースを見るとジャックドールは直線で余裕があったのでシッカリ追えば1分56秒台が出ていたと思います。

過去の天皇賞秋で勝ちタイムが早く1000m通過が59秒前後だったのは3回ありました。

2019年はアーモンドアイの勝ち時計は1分56秒2で、逃げたアエロリットは1分56秒7で3着に入りました。2018年はレイデオロの勝ちタイムが1分56秒8で、逃げたキセキは1分57秒0で3着に入りました。2008年はウオッカの勝ちタイムが1分57秒2で、逃げたダイワスカーレットが同タイムで2着に入りました。この3レースのラップタイムと通過タイムは以下の通りです。

2019年 12.8-11.4-11.5-11.6-11.7-11.6-11.3-11.1-11.3-11.9
2018年 12.9-11.5-11.8-11.5-11.7-11.6-11.3-10.9-11.6-12.0
2008年 12.6-11.1-11.5-11.9-11.6-11.6-11.7-11.3-11.3-12.6

2019年 通過:35.7-47.3-59.0-70.6 上り:68.9-57.2-45.6-34.3
2018年 通過:36.2-47.7-59.4-71.0 上り:69.1-57.4-45.8-34.5
2008年 通過:35.2-47.1-58.7-70.3 上り:70.1-58.5-46.9-35.2

ジャックドールが理想的なペースで逃げ、最後の1Fを11秒台で走るとジャックドールの走破時計は1分56秒台になります。ということはジャックドールの上がりは34秒台前半ぐらい。ジャックドールに勝つ馬は33秒台の脚が必要になってきます。

昨年の天皇賞秋ではイクイノックスが32秒7とダノンベルーガが32秒8の脚で上がってきました。また、ダービーではドウデュースが33秒7、イクイノックスが33秒6の脚を使っています。イクイノックスとドウデュースは明らかにパワーアップしているので、速いタイムにも対応できると思います。また、良馬場であればダノンベルーガも差がないと思います。

 

出走予定馬の走破タイムランキング(東京芝2000m限定)

 

過去29年のラップタイム(良馬場限定)

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