ノーザンファーム系のクラブではサンデーレーシングが優良企業という事が分かった。そして、社台レースホースも。

馬主
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TARGETを使ってノーザンファーム系のクラブ法人のサンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシングの過去5年の年度別成績を集計してみた。また、馬主リーディング4位の社台レースホースもリストに加えてみました。

サンデーレーシングと社台ホースレースは前年比100%以上を達成

上の表はTARGETで集計した年度別の賞金合計です。これは、あくまでのレースの本賞金で他にいろいろな手当があります。本賞金以外では特別出走手当、距離別出走奨励賞、内国産馬所有奨励賞、付加賞などがあり実際の賞金合計としてはもっとあります。

賞金合計を見ると、サンデーレーシングと社台レースホースは前年比100%を超えているのが分かります。これは、企業としてはかなり優秀ではないでしょうか。それに対し、キャロットファームやシルクレーシングは波があります。競走馬クラブ企業としては、お客さまである会員様に収益を上げる努力をしなくてはいけません。でなければ、顧客離れが起こり経営が成り立たなくなるからです。幸いにキャロットファームもシルクレーシングも多くのG1馬を出しているので、会員様の期待値が下がることはないと思いますが、それでもサンデーレーシングと比較すると安定感はないです。

社台レースホースを見ると馬主リーディングは3位か4位ですが、賞金合計は4年連続で前年比100%以上を達成しています。あまり目立たないですが、企業としては優秀ですね。G1レースで勝ったのはソウルスターリングの2勝だけですが、重賞では25勝しています。大きなところというよりは確実に勝ち馬を出す戦略ではないかと思います。

 

1走当たりの賞金ではサンデーレーシングが安定

1走当たりの賞金を見るとサンデーレーシングは過去5年で前年比100%を達しています。ランキングではキャロットファームやシルクレーシングに首位を譲った年もありますが、前年比を確実にクリアしているのは企業戦略として成功しています。また、社台レースホースも安定感がありますね。サンデーレーシングと社台レースホースは40口ですから、出資者としては確実に実績を上げて欲しいと願っているはずです。走る年と走らない年というのは安定感に欠けますからね。前年よりも成績(賞金)を上げることが出来ると、出資者も期待値が上がると思います。また、重賞に出走することで出資者の満足度も上り次年度も出資してもらえるはずです。

 

頭数当たりの出走回数では社台レースホースが1位

『総出走数÷出走頭数=1頭あたりの出走数』を見ると社台レースホースが5年連続で4回以上になっていました。出走することで、手当てが付くので出資者としては還元される賞金が多くなることになります。それに対し、ノーザンファーム系は出走回数を絞っても1走当たりの賞金を稼ぐ戦略をとっています。どちらがいいかは出資者が決めることで、馬券を買う立場としては『賞金を稼ぐ=重賞レースを勝つ』という分かりやすい戦略のノーザンファーム系を狙い撃ちすること出来ます。

これは、1頭当たりの賞金を見ても分かります。サンデーレーシングはこの部門でも前年比100%を達成しています。こういう企業は信頼できます。キャロットファームやシルクレーシングはまだまだムラがあるのが分かりますね。

 

 

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