中山芝2000m 馬番・脚質編 コース別集計

競馬データ
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TARGETで、2009年12月27日から2019年12月22日まで10年間のデータを集計してみました。過去10年で、中山芝2000mで行われたレースは449レースありました。このうち、重賞は33レース、2歳限定は107レース、3歳限定は193レースありました。

 

 

出典元:JRA

 

中山芝2000mの使用コースはAコース、Bコース、Cコースとあります。主な重賞の使用コースを見てみると、G1のホープフルSはAコース、中山金杯はCコース、弥生賞はAコース、皐月賞はBコースを使用しています。同じコースでも、開催初日は馬場状態が良くて、後半は馬場が傷んできます。以前は、馬場が痛むと外差しがきいていましたが、最近は馬場が改良されたりして見た目は悪くても走りには問題がないようです。

 

Aコース 外枠は不利、逃げ先行馬有利

 

 

Aコースの馬番別成績を見ると、13番から外枠は成績が落ちています。例外的に15番だけは複勝率が20%を超えていますが、総じて外枠は不利です。中山芝2000mはスタート地点が4コーナーの出口付近で、スタート後100mぐらいから急な上り坂になるのでペースが落ち着くことが多いです。クラス別のラップタイムを見ると、オープンクラスで1000m通過が平均1分7秒2でした。どのクラスでも後半の方が速いラップになっています。小回りコースで後半が速いということは3-4コーナーのラップが速いので外を回る馬は、外に振られやすくなりコースロスが多くなります。

 

Bコース 外枠が不利にならない

 

 

Bコースの馬番別成績を見ると、Aコースほど外枠が不利ではないです。それでも、内枠よりは成績が落ちます。また、勝利数を見ると5番、9番、13番と奇数枠の勝利数が多かったです。脚質を見ると上り3F順位1位の決め手のある馬の複勝率が、ABCの中で一番悪いです。ACコースと比べても、捲りは効いても後方一気が効かないコースです。

 

Cコース 10番から内がやや有利、逃げ先行馬有利

 

 

ABCの3つのコースの中ではCコースが一番逃げ切り勝ちが多いです。レース数はAコースよりも42レース少ないですから逃げ馬は優秀ですね。コースの使用順を見てみると、暮れの5回中山はAコース、年明けの1回中山はCコース、東京開催を1回挟んで、2回中山はAコース、連続開催の3回中山は3日目からBコース、最終日に皐月賞。9月の4回中山はBコースでした。これを見ると、年明けの1回中山は暮れの開催のAコースから、Bコースを飛ばしてCコースを使用します。クラシック開催に向けて1月と2月は内らちを保護しているからですね。Cコースはコーナーは緩いので逃げ馬はスピードを落とさずに行けるのが成績に繋がっていると思います。

 

出典元:JRA

 

まとめ

中央4競馬場の中でも一番小回りで、コース幅も東京や京都に比べて狭いコースなので、外枠は不利な状況になりやすい。前半ゆっくりで後半速いレースが多く、決めて勝負になると思われるが、直線が短いので4コーナーではある程度前目の位置にいられる馬がいい。内目でじっと我慢できると4コーナーの出口でばらけるので、抜け出すことが容易なコース。雨が降らなければ見た目馬場が傷んで見えても状態は悪くないので、内目を走れる馬が有利。

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