大阪杯プレレーティング分析

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2026年の大阪杯プレレーティング首位はダノンデサイルの125。GⅠ昇格後の10年で見ても最上位水準で、2021年コントレイル・2022年エフフォーリアの124を上回る。一方で大阪杯は毎年“最上位レーティング馬がそのまま勝つ”レースではなく、2021年のレイパパレ、2022年のポタジェのように、事前評価を上回って勝ち切る年もある。

1. 取得範囲と整理方針

JRAの大阪杯は2017年からGⅠとして扱われるため、本レポートでは2017年から2026年までを『歴代GⅠプレレーティング』として整理しました。JRA公式のプレレーティング掲載ページおよび特別登録時レーティング順位ページを基礎データとした。一部の年はJRA公式結果レーティング解説に引用されたプレレーティングで補完しています。

2. 2026年 大阪杯の主要プレレーティング

順位 馬名 プレレーティング
1 ダノンデサイル 125
2 クロワデュノール 122
3 メイショウタバル 121
4 ショウヘイ 117
5 レーベンスティール 117
6 セイウンハーデス 116
7 ヨーホーレイク 114

今年は125→122→121と上位3頭の水準がかなり高い。特にダノンデサイルの125は、GⅠ昇格後の大阪杯プレレーティングとして今回集計した範囲では最高値である。

上位5頭の注目ポイント

1位 ダノンデサイル(125L)
2024年日本ダービー馬。4歳シーズンはAJCCで始動後、初の海外遠征となったドバイシーマクラシックを制し、GⅠ2勝目。ジャパンC3着・有馬記念3着と世界トップ相手に存在感を示した。レーティング125はメンバー最高値だが、2026年は今回が初戦となる予定でフレッシュさが魅力。阪神内回り2000mへの適性が問われる。

2位 クロワデュノール(122L)
2025年日本ダービー馬。3歳秋にフランス遠征し凱旋門賞14着(前哨戦はプランスドランジュ賞1着)。前走ジャパンC4着は強行軍・ハイペースで大敗も底力を見せた形で、仕切り直しとなるここが最大の注目点。4歳世代の最高峰として当然の主役候補。

3位 メイショウタバル(121L)
2025年宝塚記念覇者。武豊騎手との手が合い、昨秋は天皇賞(秋)・有馬記念と後方馬に差されたが、内回りでのスムーズな逃げが実現すれば昨年GⅠ制覇の再現も。単騎の形が取れるかがカギ。

4位 ショウヘイ(117L→2026年117L更新)
2025年日本ダービー3着の現4歳馬。2026年初戦のAJCCを快勝し既に2026年度ベストレーティングを更新。友道康夫調教師の2頭出し(ヨーホーレイクとダブル登録)。阪神芝2000mはいかにも合う舞台で、国内GⅠ最大の戴冠チャンス。

5位 レーベンスティール(117M→2026年117M更新)
前走中山記念(2026年)をレコードで制し、重賞タイトルを5つに伸ばした。これまで3度のGⅠ挑戦はいずれも掲示板外に終わったが、適性や状態面での問題が大きかったとされる。6歳春の今がラストチャンスと捉え、悲願のGⅠ制覇を目指す。

3. 年度別サマリー

前半(2017〜2021年)

年度 上位馬とプレレーティング
2017 キタサンブラック 123 / サトノクラウン 123 / マカヒキ 121 / ディーマジェスティ 120 / ヤマカツエース 118
2018 シュヴァルグラン 123 / ゴールドアクター 120 / サトノダイヤモンド 119 / アルアイン 118
2019 ブラストワンピース 122 / キセキ 122 / サングレーザー 120 / ワグネリアン 119
2020 ダノンキングリー 118 / ワグネリアン 117 / ラッキーライラック 115 / クロノジェネシス 114 / カデナ 111
2021 コントレイル 124 / グランアレグリア 121 / サリオス 119 / カデナ 116 / モズベッロ 112 / レイパパレ 107

後半(2022〜2026年)

年度 上位馬とプレレーティング
2022 エフフォーリア 124 / レイパパレ 118 / ジャックドール 117 / ヒシイグアス 117 / キングオブコージ 114 / ウインマリリン 113
2023 ヴェルトライゼンデ 120 / ヒシイグアス 120 / ジャックドール 118 / ダノンザキッド 118 / ジェラルディーナ 115 / スターズオンアース 115
2024 ソールオリエンス 119 / タスティエーラ 118 / ベラジオオペラ 117 / プラダリア 116 / ローシャムパーク 116
2025 ジャスティンパレス 119 / ベラジオオペラ 118 / シックスペンス 117 / ソールオリエンス 117 / ホウオウビスケッツ 116 / ロードデルレイ 116 / コスモキュランダ 114 / ステレンボッシュ 114
2026 ダノンデサイル 125 / クロワデュノール 122 / メイショウタバル 121 / ショウヘイ 117 / レーベンスティール 117 / セイウンハーデス 116 / ヨーホーレイク 114

4. レポート

まず全体像として、大阪杯のトッププレレーティングはおおむね118〜124の帯に集中しており、“超一線級の中距離馬が集まる年”と“やや混戦に寄る年”の差が数字に表れている。2017年キタサンブラック・サトノクラウンの123、2018年シュヴァルグランの123、2019年ブラストワンピースとキセキの122、2021年コントレイルの124、2022年エフフォーリアの124と続き、2026年はダノンデサイルの125でこのレンジをさらに1段上へ押し上げた。

次に今年の構図を見ると、ダノンデサイル125、クロワデュノール122、メイショウタバル121の3頭が明確な上位層を形成している。ここから少し離れてショウヘイとレーベンスティールが117で続くため、事前評価の数値だけなら“3強+追走勢”という見え方になる。つまり、能力の絶対値で見るなら今年は比較的わかりやすい年であり、波乱を探すなら上位3頭を崩す理由を別の角度から用意する必要がある。

ただし大阪杯は、トップレーティング馬の信頼度が高い一方で、毎年それだけで決まるレースでもない。2021年はコントレイル124、グランアレグリア121、サリオス119という強い看板が並びながら、勝ったのはプレレーティング107のレイパパレだった。2022年もエフフォーリア124、レイパパレ118、ジャックドール117という構図の中で、勝ち馬はポタジェ。つまりこのレースは“格の高い馬をきちんと拾う”視点と同時に、“阪神内回り2000mで噛み合う馬が一気に化ける”余地も残す。

したがってプレレーティングの使い方としては、まず上位層の絶対能力を把握するための土台として使い、そのうえでコース適性、位置取りの再現性、当日の馬場、仕上がり、そして相手関係の噛み合わせを重ねるのが有効である。今年の大阪杯に関しては、プレレーティングだけならダノンデサイルが最上位の中心。一方で馬券や実戦分析では、125という数字の強さを前提にしつつ、それでも崩れるとしたらどの条件かを逆算していくのが一番使いやすい。

5. 参考:勝ち馬との対比

年度 トップ馬 トップ値 勝ち馬  勝ち馬RT
2017 キタサンブラック 123 キタサンブラック 123
2018 シュヴァルグラン 123 スワーヴリチャード
2019 ブラストワンピース 122 アルアイン
2020 ダノンキングリー 118 ラッキーライラック 115
2021 コントレイル 124 レイパパレ 107
2022 エフフォーリア 124 ポタジェ
2023 ヴェルトライゼンデ 120 ジャックドール 118
2024 ソールオリエンス 119 ベラジオオペラ 117
2025 ジャスティンパレス 119 ベラジオオペラ 118

 

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