2020年エルムS 前走後の騎手コメントより勝ち馬を探す

レース展望
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レース終了後のコメントには騎手によって本音だったり、馬主や調教師向けだったり、当たり障りのないコメントだったり、いろいろあります。特に勝った時や惜しかったときなどのコメントは本音に近いので、次のレースの参考になります。そこで、レース後コメントより勝ち馬になりそうな馬を探してみたいと思います。

第25回エルムSの、前走のレース後騎手コメントから勝ち馬になりそうな馬を探してみます。

ヒラボクラターシュ(日本TV盃6着)福永騎手 止まり方が普通ではなかったので、何か、呼吸器系のトラブルがあったのだと思います

エアスピネル(プロキオンS2着)鮫島駿騎手 調教に乗せていただいて、ある程度この馬の特徴は掴めていたので、実戦で持ち味を引き出すことができました。1年ぶりで、しかも好メンバーのなかで、これだけやれたのは地力の証。今後に向けていい内容だったと思います。

サトノティターン(スレイプニルS3着)レーン騎手 リズム良く運べましたが、トップスピードになるまで時間がかかるタイプなので、反応の差が出てしまいましたね。それにハンデも影響しました。いつも一生懸命に走ってくれているのですが……。

ワンダーリーデル(プロキオンS15着)コメントなし

アディラート(マリーンS3着)吉田隼騎手 前回はスタートが良かったのですが、今回は良くなかったので、腹を括って下げ切ってから外に出しました。外に出してからは走り方が違いました。それでも勝ち馬には楽についてこられましたし、不器用なので砂を被らない方がいいです。速い馬がいると、どうしても被る形になりますからね。厳しい競馬のなか、頑張ってくれています。

リアンヴェリテ(マリーンS13着)国分恭騎手 枠の差もありましたが、トップハンデでマークもきつく行かせてもらえませんでした。

ワイルドカード(アンタレスS13着)コメントなし

ウェスタールンド(アンタレスS1着)藤岡佑騎手 これだけのメンバーのなか、持ったままで3角から上がっていけるんだから能力は高いですね。何回か乗って、このスタイルがベストだと信じて乗りましたが、年齢を感じさせない勝ちっぷり。魅力的な競馬スタイルを持った馬です

ロードゴラッソ(アンタレスS8着)浜中騎手 無理なくいいポジションが取れましたし、この馬なりに頑張って走ってくれました。

アナザートゥルース(アンタレスS2着)大野騎手 昨年とは違って今年は58キロを背負いましたが、ラストの反応は良かったですよ。この1年間でいい経験を重ね、馬が確実に成長しています。

アルクトス(かしわ記念4着)田辺騎手 前回は自分の判断で主張して行きましたが、今日はゲートを出た感じで運びました。スローペースで、自分も楽でしたが、逃げた馬にも楽になってしまいました。自分の競馬はできたと思います

ハイランドピーク(大沼S3着)横山武騎手 初めて乗りましたがいい馬ですね。ゲートが得意ではないと聞いていましたが、外枠だったことも良かったのでしょうが、うまく出てくれました。久々で頑張ってくれました。

タイムフライヤー(マリーンS1着)ルメール騎手 これまでのレースをよく観察して、1700メートルで掛かると少し長いかな?と思ったので、今日はミドルポジションを取って3角までリラックスさせていきました。3角からはうまくハミを取ってくれて、最後の反応も良かったです。クラスが違う勝ち方をしてくれました。強かったです。

バスカヴィル(3勝クラス丹沢S1着)ルメール騎手 パワフルで2番手で抑えるのに必死でした。それにワンペースなので最後も一生懸命に追いましたよ。今日の感じだと2100メートルは若干長いかもしれませんね。1800メートルくらいがちょうどいいと思います。そんななかで勝ち切ってくれるんですから、能力はかなり高い馬ですよ。

各騎手のコメントからいい印象を受けた馬はエアスピネル、ウェスタールンド、アナザートゥルース、タイムフライヤー、バスカヴィルの5頭です。この5頭のうちウェスタールンド、アナザートゥルース、タイムフライヤーの3頭は乗り替わりなしです。また、エアスピネルの武豊騎手は何度も騎乗しているので手の内に入れていると思います。

 

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