2020年安田記念 前走後の騎手コメントより勝ち馬を探す

レース展望
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レース終了後のコメントには騎手によって本音だったり、馬主や調教師向けだったり、当たり障りのないコメントだったり、いろいろあります。特に勝った時や惜しかったときなど前向きなコメントは本音に近いので、次のレースの参考になります。そこで、レース後コメントより勝ち馬になりそうな馬を探してみたいと思います。

今回は第70回安田記念です。前走のレース後騎手コメントから勝ち馬になりそうな馬を探してみます。

安田記念出走馬の前走のレース後の騎手コメント

ダノンプレミアム(ロンジンクイーンエリザベスステークス3着)J.マクドナルド騎手 馬はリラックスしていて状態は非常に良かったです。ゲートをしっかり出て終始リズム良く走っていましたが、道中馬場を気にする場面がありました。直線を向いて手応えもありましたが、1ハロン位しか伸びませんでした。昨年、一昨年のこのレースの馬場状態であれば、結果は全然違っていたと思います。

ダノンキングリー(大阪杯3着)横山典騎手 思った以上にスタートが良くて、前へ行く形。ただ、結果的に行ったことで厳しい展開になってしまったね。この速いペースでぴったりと来られる形だったからね。

ノームコア(ヴィクトリアマイル3着)横山典騎手 馬は前走と大きくは変わらなかった。ただ、もう少しいいスタートが切れていたら2着はあったと思う。

クルーガー(ダービー卿CT1着)石橋脩騎手 内枠だったのでスタートをしっかり出していこうと思っていました。向正面でペースが速いと感じたので、無理にはついていかなかったです。内々をロスなく回ってこられましたし、前の人気馬を見ながら勝負どころでも慌てないで乗りました。直線で進路を確保してからの伸びは素晴らしかったですね。返し馬で初めて乗りましたが、背中の感じが凄くいい馬です。

アーモンドアイ(ヴィクトリアマイル1着)ルメール騎手 メチャクチャ強くて安心しました。パドックからスタートまでいい感じで大人になりました。リラックスしていてとても乗りやすく、最後はパワフルストライドを使いました。この馬のレースはいつもスタートによりますが、今日は凄く良かったので、サウンドキアラの後ろのいいポジションでしたし、プレッシャーもなくマイペースで走ることができました。これなら負けません。間違いなくレジェンドホースですし特別な馬です。またGⅠを勝つことができるでしょう。この馬の追い切りに乗ってくれた三浦騎手にも感謝したいと思います。

インディチャンプ(マイラーズカップ1着)福永騎手 イメージ通りの競馬ができました。中山記念に使った効果があって返し馬から動ける感じでしたし、体調は万全だと思いました。スタートだけは気をつけないといけませんが、普段から熱心にゲート練習をやっていたこともあって落ち着いて待っていましたね。2頭が前に行くと思っていたので、その後ろでプレッシャーを受けずに運べました。抜け出すとやめる面があるから、そこは注意していました。マイルのチャンピオンホースにふさわしい走りができたと思います。安田記念へいい形で向かえるのではないでしょうか。

ペルシアンナイト(中山記念5着)池添騎手 もともとあまりスタートが速くないということでしたし、今日もそうでしたね。それで後ろからに。このメンバー相手にあのペースでは遅いと思ったので、3角から動いていきました。直線に向いてからは渋太く脚を使ってくれると思ったんですが、ラッキーライラックに並んでから離されてしまいましたね。もともと叩き良化型ということなので、そのあたりは休み明けの分かもしれません。少しズブさが出てきているのは年齢によるものなのかもしれませんが、使って良くなると思います。

ケイアイノーテック(京王杯SC6着)石橋脩騎手 チークピーシズを着けたことで反応は鈍くなかったです。追い出して、前の開いたスペースに入っていければ良かったんですが、入り切れずに閉まってしまいました。それでも、最後はよく伸びてくれたし、一生懸命走ってくれました。いい頃の感じが戻りつつありますよ。

アドマイヤマーズ(香港マイル1着)C.スミヨン騎手 少し距離が長いかもと思っていましたが、今日はゲートの出も良く、ペースアップしてうまくインサイドに入れました。非常に良い走りでした。この勝負服で勝つことができて良かったです。

ミスターメロディ(JBCスプリント6着)福永騎手 久しぶりのダートだったが、コパノキッキングを射程圏に入れて進むことができた。ただ最後は脚が上がってしまった。ダートというより初めてコーナー4つのコースに戸惑いがあったのかも。

グランアレグリア(高松宮記念2着)池添騎手 スタートは普通に出てくれたのですが、初の1200メートルということもあり、その後は促す形に。3角過ぎでようやく持てたのですが、4角からまた促す形になりました。直線は素晴らしい脚を使ってくれましたし、あと一歩のところまで詰め寄ってくれたんですけどね。これだけの馬に乗せていただいたので、結果を出さなければいけなかったのですが……。悔しいです。残念です。

セイウンコウセイ(京王杯SC5着)内田博騎手 ハナへ行こうと思ったんだけど、外の馬と二の脚が違ったし、無理に行くと突つかれて厳しい競馬になると思ったから、番手からの競馬に切り替えたよ。4角で早めに動こうと思ったんだけど、進んでいかなかったね。それでも、直線では盛り返してくれたし、内容は悪くなかったと思う。プラス10キロで頑張ったし、ここを叩いてまた良くなりそうだよ。

ヴァンドギャルド(マイラーズカップ3着)岩田望騎手 修正できたと思いますが、ゲートが開く直前に後ろにモタれてしまいました。ラストはいい脚を使ってくれましたし、ポジションさえ取れればやれていい馬です。

ダノンスマッシュ(京王杯SC1着)レーン騎手 このレースを連覇できて嬉しいです。作戦は決めていなかったですが、いいスタートが切れて、ペースも速くなかったので先頭に立ちました。直線での手応えも良かったです。1400メートルで最後疲れてしまわないか心配でしたが、一生懸命走ってくれました。

各騎手のコメントを見ると、インディチャンプは安田記念を目標にして予定通りの競馬が出来ている感じです。また、ペルシアンナイトは叩き良化型ということで今回の方が状態はよさそうです。ケイアイノーテックは復調途上という感じで、どこまで良くなっているかですね。

アーモンドアイのルメールのコメントを見ると、まさに王道を行く感じです。ゲートを普通に出れば負けないといったところでしょう。

巻き返しというところではグランアレグリアの池添謙一は初の1200m戦でしかも重馬場という条件が重なってスムーズな競馬が出来なかったことを悔やんでいます。今回は2勝している東京1600mなので巻き返しに燃えていると思います。ダノンキングリーはスタートが良すぎたことがアダになった感じです。2走前の中山記念のような競馬が理想でしょう。ダノンプレミアムは良馬場であれば違った結果になっていただろうと。昨年は不本意なレースになっただけに陣営も巻き返しに策を練ってくると思います。

コメントからではアーモンドアイとインディチャンプがいいです。ダノンプラチナとダノンキングリー、グランアレグリアも好印象です。穴で古豪ペルシアンナイトです。

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