桜花賞とオークスの関係。スターアニスは二冠を取れるか

レース展望
スポンサーリンク
スポンサーリンク

今週末はオークスです。

今年の桜花賞はスターアニスが勝ちました。阪神JFから直行して、桜花賞も勝ったわけですから、現時点での3歳牝馬の中心はこの馬と見ていいと思います。そこで気になるのが、桜花賞を勝った馬がオークスでどうなるかです。

桜花賞は阪神芝1600m。
オークスは東京芝2400m。

同じ3歳牝馬限定のG1でも、求められるものはかなり違います。桜花賞はマイルのスピードと瞬発力。オークスは2400mをこなす折り合い、持続力、東京の長い直線で脚を使えるかどうかですね。

桜花賞とオークスの二冠馬

過去20年で、桜花賞とオークスを勝った馬は7頭います。

  • 2009年 ブエナビスタ
  • 2010年 アパパネ
  • 2012年 ジェンティルドンナ
  • 2018年 アーモンドアイ
  • 2020年 デアリングタクト
  • 2022年 スターズオンアース
  • 2023年 リバティアイランド

こうして見ると、やはり強い馬ばかりですね。

この中で、アパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、デアリングタクト、リバティアイランドは秋華賞も勝って三冠馬になっています。一方で、ブエナビスタとスターズオンアースは秋華賞で3着でした。

桜花賞の1600mを勝って、オークスの2400mも勝つということは、能力としては秋華賞の2000mも勝てるだけのものを持っていると見ていいと思います。ただ、秋は成長度、仕上がり、展開、馬場、京都内回りの立ち回りなどもあるので、必ず勝つわけではないですね。

それでも、桜花賞とオークスを連勝する馬は、世代の中ではかなり抜けているという見方でいいと思います。

スターアニスがオークスを勝つ意味

今年のスターアニスがもしオークスも勝つようなら、秋華賞でもかなり有力になると思います。1600mで強いだけでなく、2400mでも勝てるなら、距離に対する不安はかなり小さくなります。少なくとも、2000mの秋華賞で距離が長いという話にはなりにくいですね。

逆に、オークスで距離の壁が出るようなら、秋華賞でも少し考え直す必要があります。もちろん、オークスと秋華賞は条件が違います。東京2400mは外回りで直線が長い。秋華賞は京都芝2000mで、立ち回りや器用さも必要になります。

ただ、オークスを勝つ馬は、単に距離がもつだけではなく、3歳春の時点で能力がかなり高い馬です。スターアニスがここも勝つなら、牝馬三冠へかなり近づくことになりますね。

マイラーでもオークスで走れるのか

桜花賞馬を見る時に、いつも気になるのが「マイラーなのか、それとも本当に強い馬なのか」というところです。1600mまでのスピードが強く出ている馬にとって、2400mはやはり長いです。

過去にも、マイル色が強い桜花賞馬はオークスで苦しくなることがありました。キョウエイマーチは桜花賞を勝ちましたが、オークスでは11着。プリモディーネも桜花賞を勝って、オークスでは3着でした。

一方で、テイエムオーシャンは短いところのイメージがありながら、オークスで3着に来ています。つまり、マイラーだからオークスは全部ダメというわけではないです。3歳春の時点で能力が高い馬は、距離が多少長くても形になることがあります。

特に桜花賞を高いパフォーマンスで勝った馬は、オークスでも一定数は通用していると思います。

桜花賞の脚質とオークス

過去41年で見ると、桜花賞を中団から後方の脚質で勝った馬、いわゆる上がりの速い馬は23頭いました。その23頭のオークス成績を見ると、

1着 7頭
2着 5頭
3着 4頭

となっています。かなり優秀ですね。さらに、桜花賞で上がり3ハロン1位だった馬は12頭いました。この12頭のオークス成績は、

1着 5頭
2着 2頭
3着 1頭

となっています。桜花賞で速い上がりを使って勝つ馬は、オークスでもかなり信用できるということになります。

ただ、ここで今年のスターアニスが少し面白いです。桜花賞で差して勝つ馬は、4コーナー10番手以降から外を伸びてくるようなタイプが多いです。後方一気に近い形ですね。

ところがスターアニスは、そこまで後ろではありませんでした。JRAのレース回顧でも中団から進めて直線で抜け出した内容になっています。東京馬主協会の回顧でも「9番手から差し切り」とされています。

つまり、スターアニスは後方一気ではなく、中団で脚を溜めて、そこから速い脚を使える馬です。これがオークスではかなり良いと思います。

スターアニスの強み

スターアニスの良いところは、前に行けるスピードがありながら、脚を溜めて伸びられるところです。

短距離から使われてきた馬なので、スピードはあります。桜花賞でも流れに置かれず、中団で競馬ができました。それでいて、直線ではしっかり伸びています。

オークスで怖いのは、後ろすぎて届かないことです。東京2400mは直線が長いとはいえ、スローになって前が残ることもあります。後方一気だけでは取りこぼしもあります。

その点、スターアニスは中団あたりで運べるのが強みです。

前に行きすぎるわけでもなく、後ろすぎるわけでもない。ある程度の位置で脚を溜められるなら、オークスでも競馬はしやすいと思います。

今年のポイントは距離より折り合いか

スターアニスを見る上で、オークスの一番のポイントは距離そのものより折り合いだと思います。

2400mですから、もちろん距離は長いです。父ドレフォン、母エピセアロームという血統を見ると、距離延長がプラスとまでは言い切れないかもしれません。ただ、桜花賞の勝ち方を見ると、単純なスピードだけで押し切った馬ではないです。中団で我慢して、直線で伸びた内容でした。

これなら、折り合いさえつけば2400mもこなしてくる可能性はあります。

逆に、序盤で力んだり、道中で引っかかったりすると、最後の直線で止まるかもしれません。オークスは距離よりも、道中でどれだけリズム良く走れるかが大事ですね。

最近の桜花賞馬は強い

最近の桜花賞馬を見ると、単なるマイラーというより、世代上位の総合力で勝っている馬が多いです。アーモンドアイ、デアリングタクト、スターズオンアース、リバティアイランド。どの馬も桜花賞を勝って終わりではなく、オークスでも強い競馬をしています。

桜花賞で速い上がりを使える馬は、オークスの東京替わりがプラスになることも多いです。

特に、桜花賞で前に行って押し切った馬よりも、中団から脚を使って勝った馬のほうが、オークスにつながりやすい印象があります。スターアニスは、まさにそのタイプに近いと思います。

オークスで勝てば秋も見える

スターアニスがオークスを勝つようなら、秋華賞もかなり楽しみになります。

桜花賞1600m、オークス2400mを勝てるなら、2000mの秋華賞に対応する能力は持っていると見ていいでしょう。もちろん、秋華賞はまた別のレースです。夏を越して他馬が成長してくることもありますし、京都内回りなら立ち回りも必要になります。

それでも、春の二冠を取る馬はやはり特別です。

過去20年で二冠を取った7頭のうち、5頭が三冠まで行っています。ブエナビスタとスターズオンアースも秋華賞で3着ですから、大崩れしているわけではありません。オークスを勝つということは、それだけ秋への信頼度も上がるということですね。

今年のスターアニスはかなりチャンスがある

今年のスターアニスは、オークスでもかなりチャンスがあると思います。

理由は、桜花賞の勝ち方です。

後方一気ではなく、中団から脚を溜めて伸びた。
短距離から使われていて前に行けるスピードがある。
それでいて、直線でしっかり脚を使える。

このタイプは、オークスでも競馬がしやすいです。

もちろん、2400mは走ってみないと分かりません。マイルで強すぎる馬が、距離延長で少し甘くなることもあります。

ただ、過去の桜花賞馬のオークス成績を見ると、桜花賞を高い内容で勝った馬は、オークスでも通用することが多いです。スターアニスも、その流れに乗れるだけのパフォーマンスは見せていると思います。

あとは、道中の折り合いと位置取りですね。中団でリズムよく運べれば、東京の長い直線でしっかり伸びてくるのではないでしょうか。オークスを勝つようなら、秋華賞までかなり楽しみになります。

参考
JRA 2026年桜花賞結果
東京馬主協会 第86回桜花賞回顧
オークス2026 出走予定馬

コメント