8月の8日と9日の2日間に渡って開催された「セレクトセール2019」では、今年も多くの高額取引がありました。今年は、1億円を超える高額落札馬は20頭もいました。そのうち2億超えがなんと7頭も。
もっとも高い価格で落札されたのは「タイタンクイーンの2019(父ディープインパクト)」。落札者は「アドマイヤ」の冠名の近藤利一氏で、落札価格は4億7000万円でした。
2番目の高額馬は「ベネンシアドールの2019(父ディープインパクト)」。落札者は「ダノン」の冠名で知られる(株)ダノックスが2億9000万円で落札しました。
3番目の高額馬は「アドマイヤテンバの2019(父ロードカナロア)」。落札者は「ホウオウ」の冠名の小笹芳央氏が2億7000万円で落札しました。
セレクトセールでは毎年の高額落札馬が出ていますが、高い馬だからと言ってG1を勝てるわけではないです。でも、セールで落札する人はいい馬なら走ると信じで大枚をはたいてでも落札しています。まあ、夢を買うという楽しみもあるのでしょうね。
ディープインパクト産駒の最高額は6億2640万円
過去最高額は2006年のセレクトセールで落札されたキングカメハメハ産駒のトゥザヴィクトリーの06で、6億3000万円でした。2番目が2017のセレクトセールで落札されたディープインパクト産駒のイルーシヴウェーヴの17で、6億2640万円でした。
高額馬が多く取引されるセレクトセールは1998年から開催。この年の最高額は1億9950万円で落札されたサンデーサイレンス産駒(母ファデッタ)、翌年の1999年の最高額は1億8900万円で落札されたこれもサンデーサイレンス産駒(母バーレークイーン)、2000年には3億3600万円で落札されたサンデーサイレンス産駒(母フランクアーギュメント)などがいました。
その後、セレクトセールでは1億円越えの馬が続出。TARGETで2億円越えの市場取引馬を検索したところ、65頭いました。そのうちの56.5%にあたる26頭がディープインパクト産駒でした。ディープインパクト産駒は「良血馬=高額馬」というイメージがありましたが、そのディープインパクト産駒も2020年生まれが最後の産駒になってしまいます。来年のセレクトセールでは最後のディープインパクト産駒が上場される可能性があり、その時はセリがヒートアップするのは間違いないでしょうね。
*馬主欄は最新の馬主情報であり、落札者でない場合もあります。
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