競馬には絶対がない。昨年は単勝1.3倍のアーモンドアイが2着に敗れた。ヴィクトリアマイルであれだけ強い競馬を見せた馬が完敗した。2016年は単勝1.7倍のモーリスが2着に敗れた。勝ったのは逃げたロゴタイプ。モーリスは2番手で競馬をしたけど追いつくことが出来なかった。
波乱の年。2014年は1人気のジャスタウェイが勝ったが、2着には16人気のグランプリボス、3着には10人気のショウナンマイティが入って、3連単は37万3470円の波乱。2012年は2人気のストロングリターンが勝ったが、2着には13人気のグランプリボス、3着には15人気のコスモセンサーが入って、3連単は46万8600円の波乱。
3連単が発売されて16年で、10万馬券以上が10回、万馬券が6回と荒れるレース。昨年は3人気ー1人気ー2人気の決着でも3連単は1万1240円。断然人気が2着になったり、人気薄が激走したり何かあるのが安田記念。過去20年の2着馬、3着馬から何かが見つかるかも。
安田記念 過去20年の出目と着順人気
1人気が勝って10人気以下が絡んだケース
2015年 1人気ー3人気ー12人気 12人気は6歳馬のクラレント。前走マイラーズカップは0.6秒差の10着。これまでの成績は1600mのG3を4勝。左回りの重賞は5勝。
2014年 1人気ー16人気ー10人気 16人気は6歳馬のグランプリボス。半年ぶりの出走で、前走はマイルCS9着。朝日杯フューチュリティステークスとNHKマイルカップの勝ち馬で、マイルCS2着の実績あり。10人気は6歳馬のショウナンマイティ。2000m以上のG1、G2で3着以内が5回。前年の安田記念は2着の実績。
2013年 1人気ー3人気ー12人気 12人気は5歳馬のダノンシャーク。前走はマイラーズカップ3着。前々走は京都金杯1着。その前はマイルCS6着。鞍上はC・デムーロ。
2009年 1人気ー2人気ー10人気 10人気は4歳馬のファリダット。前走は京王杯スプリングカップ3着、前々走は高松宮記念6着。重賞は未勝利。鞍上は安藤勝己。
単勝1倍台で負けたレース
単勝1倍台は過去20年で5回ありました。そのうち、3回で1人気馬が負けています。
2020年はグランアレグリアが早めに抜け出して完勝。アーモンドアイの鞍上ルメールが、負けるとしたらグランアレグリアと言っていたぐらいの実力馬だった。
2019年はスタートで不利があったアーモンドアイは、ペースが遅いこともあって最速の上りを繰り出しても3着が精一杯。
2016年は好スタートを切ったロゴタイプが逃げ切った。前半が35.0-47.0ー59.1のスローペースで上り33秒9での逃げ切り。
グランアレグリアが1人気で単勝1倍台と考えて想定してみました。
安田記念の登録馬
安田記念 過去20年の2着馬
10人気以下で2着に来たのはグランプリボス、アサクサデンエン、スイープトウショウ、ブレイクタイム。ブレイクタイム以外はG1を勝っている。登録馬でG1を勝っている馬(除くグランアレグリア)はインディチャンプ、サリオス、シュネルマイスター、ダノンプレミアム、ラウダシオンの5頭。
安田記念 過去20年の3着馬
10人気以下で3着に来た馬はクラレント、ショウナンマイティ、ダノンシャーク、コスモセンサー、ファリダットの5頭で、前走マイラーズカップ4着以内が3頭。前走マイラーズカップは11頭が3着に入っている。登録馬で前走マイラーズカップ4着以内はケイデンスコールとダイワキャグニー。ギベオンは7着。
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