過去20年のG1データを集計して2000年から2019年と2001年から2020年ではさほど変わらないデータと変わったデータがありました。だったら、2001年から2010年と2011年から2020年ではどうなのだろうと思い、それぞれの期間で集計してみました。すると、当然ですがだいぶ様変わりしていました。
2001年から2010年の10年と2011年から2020年の10年 騎手別成績
10年前の過去10年は武豊、現在からの過去10年はルメールとすっかり変わっています。また、2位の安藤勝己からデムーロに変わっています。川田将雅も25位の2勝から6位の13勝まで大幅なランクアップ。2021年からの10年になるともっと変わってくるでしょうね。
2001年から2010年の10年と2011年から2020年の10年 調教師別成績
調教師では池江、矢作、須貝、安田、友道、堀と言ったところが最近の傾向で、藤沢、国枝はさすがの安定感ですね。調教師はノーザンファーム系との繋がりが強いところが上位に来ると思います。
2001年から2010年の10年と2011年から2020年の10年 馬主別成績
サンデーレーシングの勝利数はえげつないほどです。また、キャロットファームは2006年ごろからシルクは2011年以降にノーザンファームの意向が強くなっているので前と後では大きく違っています。大野商事の7勝は全てキタサンブラックが上げています。
2001年から2010年の10年と2011年から2020年の10年 生産者別成績
サンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシングが上位に来ているようにノーザンファームも前と後では大きく違います。また、社台ファームは改革が進んでいないのでノーザンファームに大きく差を付けられてしまっています。このことは社台ファームでも問題視しているようで、山元トレセンの坂路拡大などようやく動き出したようです。
2001年から2010年の10年と2011年から2020年の10年 種牡馬別成績
種牡馬ではサンデーサイレンスからディープインパクトに変わっています。また、ステイゴールドの躍進は見逃せませんね。今後はディープインパクト、キングカメハメハ、ステイゴールドがいないので、その産駒たちの活躍に期待です。
2001年から2010年の10年と2011年から2020年の10年 チェック種牡馬別成績
チェック種牡馬で見ると、サンデーサイレンス系がディープインパクト系に入れ替わっています。また、キングマンボ系が強いですね。この系統ではロードカナロア、ルーラーシップなどが活躍していますが、今後はレイデオロ、ドゥラメンテ、サートゥルナーリア、リオンディーズなどが活躍してくると思います。
2001年から2010年の10年と2011年から2020年の10年 チェック種牡馬ニックス別成績
ディープインパクトはサンデーサイレンスと同じように母父との相性が多岐にわたっていますが、ステイゴールドは母父を選ぶようですね。G1以外ではここまでの傾向は出ていませんが、G1を何度も勝つような馬は母父を選ぶ感じです。ステイゴールド系×ヘロド系の12勝は、オルフェーヴル(6勝)とゴールドシップ(6勝)の2頭で挙げたものです。
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