コントレイルがディープインパクトと同じ無敗の皐月賞馬に。

レース回顧
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第80回皐月賞、前日の雨から一転して朝から好天に恵まれて、レース発走時には馬場は稍重まで回復していました。この日に行われた芝のレースでは5レースと8レースでレーンが勝ち、9レースで武豊が勝ちました。5レースでは内から抜け出したカフェキングが勝ち、8レースでは大外からアヴィオールが差し切り勝ち、そして9レースでは武豊の2人気ゴールドスミスがルメールの1人気ヴァンランディを差し切りました。

皐月賞のレース前の芝のレースを見て、内も伸びているけど、外の方がやや有利のような気がしました。また、レーンや福永祐一は自分の足で馬場状態を確かめているのがツイッターに流れてきました。

外差しが効いていることと、芝のレースでどこを走ったらいいのか分かっている騎手と、差し馬ということで本命はサトノフラッグ、対抗はホーフルSを見た時にダービーはこの馬だと思ったコントレイル、▲に中山芝2000mを2戦2勝で坂下からの加速が良かったクリスタルブラック、△に皐月賞を知る男・武豊が騎乗するマイラプソディと3連勝のレクセランスにしました。

レースは宣言通りにキメラヴェリテが逃げる展開でしたが、1000m通過が59秒8と馬場を考慮するとやや速い流れ。この流れを好位からサリオス、その2馬身ぐらい後ろにサトノフラッグ、またその後ろぐらいにコントレイルという隊列でした。コントレイルはスタートは悪くなかったけど、前に行かずに控える競馬で、最初はサトノフラッグと並んでいましたが最初のコーナーで後ろに付ける形。掛かるそぶりもなく折り合っているので、どうしたのかな?って見ていました。

レースが動いたのは3コーナー過ぎですね。まず、武豊が外から徐々に上がっていって、その前にいたサトノフラッグも動き始めて、と見ていたらコントレイルがもったままでサトノフラッグに並びかけてきた。内からサリオスが徐々に外に出しながら伸びてきて、直線ではコントレイルとサリオスが完全に抜け出して一騎打ちに。でも、そとのコントレイルの方が脚色が勝っていてゴール前は余裕があるように見えました。

福永祐一にしてみれば、ルメールが通った後をなぞりながら進んで、勝負所で一気に加速して抜き去ったところで勝ちを確信したでしょうね。内からサリオスがしぶとく合わせてきたけど慌てる風はなかったですからね。

これで、コントレイルは父ディープインパクトと同じで4連勝の無敗の皐月賞馬になりました。しかも、すべてのレースで上り3Fが1位というのもディープインパクトと同じです。今日の走りを見ていると距離が延びるダービーも問題ないと思いました。

サリオスは皐月賞を勝つならこの乗り方という見本のようなレースでした。『皐月賞は速い馬が勝つ』という格言があるようにスピードがあって、しかもそれが持続するのだからこの馬も強いです。大型馬は皐月賞では走らないデータがありますが、この馬は規格外ですね。

サトノフラッグはルメールが勝ちに行った結果なので、現時点では力負けですね。距離伸びてよさそうなので、短期間で成長するようならダービーは面白いと思いました。

 

上位7着までは前走1着、そのうち5頭は前走上り3Fが1位だった

レース結果を前走成績を付けてみると、上位7頭は前走1着でした。また、そのうち5頭が上がり3Fが1位でした。勝ったコントレイルと2着のサリオスはそれぞれレコードホルダー。馬場が回復傾向にあったのでスピード競馬で強いレースが出来たのかなって思っています。

 

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