2020年日本ダービー コントレイル、サリオスの2強対決で決まらない。過去20年で1、2人気で決まったのは1回だけ。

レース展望
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今年の日本ダービーは2強対決に注目が集まっていると思う。というのも皐月賞では2着サリオスと3着ガロアクリークの差は0.6秒差(3と1/2馬身差)もあった。皐月賞を勝ったコントレイルとサリオスの差は0.1秒差(半馬身差)で、負けたサリオスの鞍上レーンは「道中で外に出そうか迷うタイミングもありましたが、少し早かったのでロスを避けてそのままにしました。その分、馬場の悪いところを走らされてしまったので、結果的にはそこが悔やまれます。」と言っている。もっとスムーズにさばけていれば勝っていたともとれる。レースリプレイを何度か見たが、勢いはコントレイルだったが、サリオスがスムーズに馬郡を捌いていれば先にゴールしていたのではないかと思った。3着との差は決定的ともいえるだけに、ダービーではコントレイルの2冠達成かサリオスの逆転かに注目が集まる。競馬ではよく2強対決、3強対決などと言われることがあるが、G1レースにおいてはその通りに決まることはほとんどない。では、本当のところはどうだったのかTARGETで過去20年分の日本ダービーの成績を出してみた。

過去20年で1、2人気で決まったのは1回だけ

日本ダービーの成績を出してみたのが下の画像です。これを見ると、1人気と2人気で決まったのは2005年のディープインパクト、インティライミだけでした。日本ダービーは1人気の成績はいいけど2人気の成績がよくないこともあり、こういう結果になっています。それに対し、1人気と3人気で決まったのは5回(2000年、2001年、2002年、2013年、2014年)もありました。過去20年のデータで人気別成績では3人気の成績がいいのは分かっていましたが、1人気との組み合わせも多かったです。

馬連が発売になった1992年から昨年までで見ると1人気と2人気で決まったのは4回ありましたが、1人気と3人気は6回ありました。皐月賞の1着2着馬がダービーで1人気2人気なったとしてもその通りに決まらないのがダービーです。皐月賞を見ると1人気2人気で決まったのは過去20年で4回ありました。小回りで直線が短く、紛れがある中山で行われる皐月賞の方が多いというも面白いですね。

皐月賞には間に合わなかったがダービーに出られるだけの力を付けてきた(賞金を加算してきた)馬が皐月賞組に割って入るというのがダービーの面白さだと思います。と言っても、皐月賞はレベルが高いレースだと思っているので、どうしても皐月賞組に目が行ってしまうのですがね(^^ゞ

3連単・3連複で狙うなら皐月賞組+別路線組がいい

過去20年の1着~3着馬の前走を見ると、皐月賞出走馬が上位独占したのは2010年と2016年の2回だけで、皐月賞組2頭+別路線組1頭というは12回もありました。また、皐月賞組1頭+別路線組2頭は4回、別路線組だけというのは2回ありました。

組み合わせだけで言えば皐月賞組2頭+別路線組で狙うのが確率が高いと思います。ちなみに、上位1、2着が皐月賞組で決まったのは7回あり、皐月賞組+別路線組というのは10回、別路線組で決まったのが3回ありました。

皐月賞の2000mから2400mに伸びるダービーでは思わぬ伏兵が現れる事が多いです。また、スムーズな競馬が出来るかどうかもカギになってきます。皐月賞で惨敗した馬や別路線で力を付けてきた馬を見つけたら買いですね。

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