アイルランドT予想|◎クイーンズウォーク、左回りで積んだ実績と2枠3番を信じる

レース展望
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アイルランドトロフィーの◎はクイーンズウォークにしました。○ジョスラン、▲ウイントワイライト。馬券はこの3頭のワイドボックスです。

逃げ・差し・決め手・追いきりを並べた自作の「メーター新聞」と、過去20年のデータ、それから馬場の情報から、印の理由を書いていきます。

▶ メーター新聞 10月11日(アイルランドT)

馬場は「先行系〜中団」、ただし日曜は差しにも注意

馬場の情報は、JRA-VANの「小島友実の馬場予想」を参考にしました。東京はAコースの2週目。中心は先行系〜中団の馬で、瞬発力を使える馬が活躍しそう、という見立てです。3日(土)から雨を計測していないので、時計はかなり速くなりそう。ただ今週は3日間開催なので、日曜・月曜は差し系の台頭に注意、とも書いてありました。

メーター新聞の逃げ指数は「競合(ハイペース注意)」。逃げ馬率はクランフォードが44.2%、ワタシマツワが25.8%、セキトバイーストが14.4%と、前に行きたい馬が3頭いるんですよね。前がやり合うと、中団より後ろの馬にも出番が回ってきます。差し馬メーターのほうも、このコースは「差しが決まりやすい」側に入っていました。

過去20年で見えたこと

このレースは2024年まで府中牝馬ステークスとして行われていて、昨年から今の名前になりました。なので府中牝馬S(2006〜2024年)と昨年のアイルランドTを合わせた20回で数えています。

いちばん目立ったのは上がりです。レースで上がり3Fが最速だった馬は9勝、3着内は22頭中15頭。決め手のある馬が、そのまま結果を出しているレースです。

それから前走。前走6着以下だった馬は143頭いて、3着内は15頭(10.5%)だけでした。前走で掲示板に載っていた馬から選ぶ、というのは今回の3頭を決めるうえでも頭に置いていました。

ワイドなので、3着内率でも見ています。

前走の条件 3着内 3着内率
前走G1で1〜3着 3/5 60.0%
前走G2・G3で1〜2着 13/40 32.5%
前走1着 18/57 31.6%
前走G1で4着以下 5/42 11.9%
前走6着以下 15/143 10.5%
全体 60/298 20.1%

◎クイーンズウォーク

本命は2枠3番のクイーンズウォークです。前走のヴィクトリアマイルが3着。上の表でいちばん数字のいい「前走G1で1〜3着」に入る馬です。

決め手になったのは左回りです。この馬の重賞3勝(クイーンC、ローズS、金鯱賞)はすべて左回り。ヴィクトリアマイルの2着も東京でした。で、使われ方を見ても、昨年の金鯱賞から前走までの5戦は、すべて東京と中京。(その間に新潟記念にも向かっていて、これは除外でした)陣営もこの馬は左回り、と見ているんだと思います。今回の東京芝1800mは、その得意な形にきっちり入ってきました。

枠も2枠3番。内で脚をためて、直線で外に持ち出すか、内を突くか。前が競り合う流れなら、好位〜中団の内にいるこの馬には悪くない形かなと。

鞍上は西村淳也騎手。前走のヴィクトリアマイルが初騎乗で3着だったので、今回が2回目です。一度乗って癖はつかんでいるはずなので、そこは問題ないと見ています。

注意したいのは当日の馬体重です。前走は544kg。馬場予想には「当日500kg以上の馬は0勝・3着2回」とありました。気になったので自分でも数えてみたら、東京で行われた古馬の牝馬重賞(過去20年)で、500kg以上の馬は62頭走って0勝。ただ2着が8回、3着が5回あって、3着内に来る割合は500kg未満の馬とほとんど変わりませんでした。勝ち切れないけど、連には絡んでくる。

で、クイーンズウォーク自身がまさにその形なんですよね。東京では536kgでヴィクトリアマイル2着(2025年)、544kgで同じくヴィクトリアマイル3着(2026年)。体重はデビューの頃の518kgから544kgまで少しずつ増えてきましたが、それでも重賞で走り続けていて、金鯱賞を勝ったときは534kgでした。544kgは太め残りではなく、成長した結果と見るほうが自然だと思います。

なので見ておきたいのは、当日の増減です。牝馬重賞の過去20年で数えてみると、成績が落ちるのは増えたときより減ったときで、前走から10kg以上減った馬は3着内が14.6%。全体の約19%より下がります。当日の発表で大きく減っていないかは、確認しておきたいところです。

○ジョスラン

対抗は8枠15番のジョスラン。メーター新聞の決め手メーターで、このレース唯一の「三拍子」が付いた馬です。テンに行けて、終いも使える。馬場予想の「先行系〜中団、瞬発力」にいちばん素直に合うのは、実はこの馬かもしれません。

鞍上はルメール騎手。この馬には紫苑ステークス2着、小倉牝馬ステークス1着と2回乗っていて、どちらも連対しています。心強いですよね。

調教もよかったです。追いきりマスターの注目馬で、7日(水)のウッドが51.8秒。過去180日のベスト53.0秒を更新して、平均より2.1秒速い時計でした。ラスト1Fも11.2秒。今回の出走馬で、追いきりの変化がいちばんはっきり出ていたのがこの馬です。

前走のヴィクトリアマイルは8着。データの上では「前走G1で4着以下」に入るので、そこは割り引きが必要です。ただ、G2では紫苑Sの2着があります。G1からG2に替わるここなら、好走していいはずだと思っています。

▲ウイントワイライト

▲は5枠9番のウイントワイライト。決め手メーターでも差し馬メーターでも、このレースの1番手です。決め手率11.5%は2番手のほぼ倍で、差し率は37.6%でした。

この馬、とにかく上がりが速いんです。芝で走った8戦のうち、上がり3Fは1位が5回、2位が3回。全部2位以内です。良馬場でも、稍重でも、重の阪神でも上がりは上位でした。

前走の府中牝馬ステークスは、鞍上の横山典弘騎手の進言で初めて1800mを使って、9番人気で2着。上がりはメンバー最速の33.9秒でした。それまで1200〜1400mばかり使われていた馬なので、距離を延ばして一段階変わったのかもしれません。今回も同じ東京芝1800mで、横山典弘騎手が続けて乗ります。

後方一気という極端な脚質なので、前が残る流れだと届かない場面もあると思います。でも逃げ指数は「競合」、馬場予想も日曜は差しに注意。流れ次第で上位に食い込んでくる、と見ています。

買い目

ワイドの3頭ボックス、3点です。

  • ③クイーンズウォーク − ⑮ジョスラン
  • ③クイーンズウォーク − ⑨ウイントワイライト
  • ⑮ジョスラン − ⑨ウイントワイライト

先行〜中団の内にクイーンズウォーク、好位から三拍子のジョスラン、後ろから一気のウイントワイライト。位置取りが3頭ばらけているので、流れが速くても遅くても、どこかが拾ってくれるかなという狙いもあります。

紙面と印が分かれたところ

紙面の数字だけで決めるなら、▲のウイントワイライトがいちばん上に来ます。それを▲にしたのは、左回りの実績と内枠のクイーンズウォーク、それから三拍子とルメール騎手のジョスランを信じたかったから。紙面の材料と自分の見立てが割れたところが、そのまま印の順番になっています。

レース後にまた答え合わせをしてみます。

※指数・調教判定はJRA-VANのデータをもとにした分析結果です。過去20年の集計は2006〜2024年の府中牝馬ステークスと2025年のアイルランドトロフィー(いずれも東京芝1800m)をTARGETで数えたものです。馬場の情報はJRA-VAN「小島友実の馬場予想」(10月9日時点)を参考にしました。印は筆者の予想で、馬券の購入を勧めるものではありません。

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