2021年セントライト記念 前走後のコメントより勝ち馬を探す

レース展望
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レース終了後のコメントには騎手によって本音だったり、馬主や調教師向けだったり、当たり障りのないコメントだったり、いろいろあります。特に勝った時や惜しかったときなどのコメントは本音に近いので、次のレースの参考になります。そこで、レース後コメントより勝ち馬になりそうな馬を探してみたいと思います。

第75回セントライト記念の前走のレース後騎手コメントから勝ち馬になりそうな馬を探してみます。

 

セントライト記念出走馬の前走コメント

◆ 1枠 1番 ベルウッドエオ 牡3 吉田豊 56(美)高橋文雅

◆ 2枠 2番 アサマノイタズラ 牡3 田辺裕信 56(美)手塚貴久

【前走関係者コメント】
嶋田騎手 スタートはあまり速くないので、あの位置になるかなとは思っていました。3、4角は外を回ったのですが、差し切るには難しかったので、結果的には思い切って内を突いた方が良かったかもしれません。

【前走時次走へのメモ】
8キロ増も太くは映らず。発馬も互角に出たが、馬任せで1角に入る時には後方に。道中は徐々に外に出そうとしたが、外をブロックされて順位を上げられずに4角を回る。直線は馬込みに突っ込むと前が壁になって外へ切り返すロスがあった。不完全燃焼の一戦だが、56キロで本来の脚を封じられた感もある。

◆ 3枠 3番 ヴィクティファルス 牡3 池添謙一 56(栗)池添学

【前走関係者コメント】
池添騎手 1、2角でしっかりとポジションを取りたいと思っていたんですが、その通り取りたかった位置につけられました。道中は折り合いもついて、いい感じで走れていましたよ。直線でもサトノレイナスに食らいついて伸びかけたんですが、坂で一杯になってしまいました。でも、やりたかったレースはできたし、これからの成長に期待したいです。

◆ 3枠 4番 タイムトゥヘヴン 牡3 柴田善臣 56(美)戸田博文

【前走関係者コメント】
石橋脩騎手 稽古にも乗せてもらっていましたが、実戦の方が雰囲気が良かったです。いい枠でしたし、ロスなく運んで最後だけ真ん中から外に出そうと考えていました。前半は遅かったですが、我慢は利いて走ってくれました。一団の競馬だったので上位馬には瞬発力を使われてしまいましたし、どうしても位置取りの差も出てしまったかもしれません。この距離でも我慢できていたのは良かったです。

◆ 4枠 5番 ノースブリッジ 牡3 岩田康誠 56(美)奥村武

【前走関係者コメント】
奥村武調教師 ワールドリバイバルが行けば控えることも考えていましたが、想定通りに逃げることができました。自分のペースで競馬ができましたが、やや反応の鈍いところがありました。重賞で3着ですし、力は示してくれたと思います。

【前走時次走へのメモ】
14キロ増も太め感のない仕上がり。馬体の張りが前走時とは違っていた。好スタートからダッシュ良くハナへ。2角からペースを落としても競りかける馬もなく、マイペースの競馬ができた。3~4角も手応え十分に回って直線に向いたが、勝ち馬の鋭い追い込みには抵抗できず、2着馬の渋太い末脚にも屈した。ペースを考えればやや物足りなさの残る3着だが、まだ復調途上の感もあり、次走に期待したい。

◆ 4枠 6番 レインフロムヘヴン 牡3 石橋脩 56(美)堀宣行

【前走関係者コメント】
石橋脩騎手 落ち着きがあったし、デキも良かったですね。前走はスタートで躓いて、気持ちが切れてしまいましたが、今日はスタートが決まって、リズム良く運べました。ラストは期待通りの脚を使ってくれましたからね。これからが楽しみな馬です。

【前走時次走へのメモ】
スタートが速くないので、前には行けず、脚をためる形となり、道中も寄られて位置取りが下がる。それでも、既に大勢は決していたものの、大外から追い込んできた。

◆ 5枠 7番 タイトルホルダー 牡3 横山武史 56(美)栗田徹

【前走関係者コメント】
田辺騎手 力みやすいところがあるので、ハナへ行くつもりでスタートから出していったんですが、外の馬が速くて、あの位置からになりました。2番手で、遅い流れを嫌って動いてきた馬に絞られるのも嫌でしたし、この馬自身燃えやすいところがあるので、馬の後ろに入れたんです。ただ、後半のスピード勝負の競馬になってしまい、この馬には向かなかったです。でも、流れが向かないなかでも最後はこの馬なりに伸びて頑張ってくれました。

【前走時次走へのメモ】
二人引きも落ち着き十分。好スタートから先行3番手の内。ただ、そこで少し力みのある走りに。それでも何とかなだめて脚をためる。直線は馬場の三分どころへ出して追うと、ジリジリと伸びて6着。実に渋太い。

◆ 5枠 8番 レッドヴェロシティ 牡3 M.デムー 56(美)岩戸孝樹

【前走関係者コメント】
ルメール騎手 緩い馬場は良くないですね。動いていったけど、切れなかったですね。

【前走時次走へのメモ】
チークピーシズ。ソロッとゲートを出す感じで出遅れて中団。スタンド前から1~2角でジワッと動いて先行。4角で先頭に立ち、内にモタれながらも粘る。今日は勝った馬が強かったが、一度交わされたラヴィンジャーを最後差し返したのは評価したい。

◆ 6枠 9番 カレンルシェルブル 牡3 横山和生 56(栗)安田翔伍

【前走関係者コメント】
川田騎手 スムーズにいい内容、いい走りでした。馬も成長してくれています。

【前走時次走へのメモ】
先行する3頭を深追いせず、少し離れた4番手から。3ハロン標からグレートベースンの外で進出を図り、4角を回り込んで先頭へ。あとは馬場のいい外を通って危なげなし。使う毎に成長している。

◆ 6枠10番 オーソクレース 牡3 C.ルメー 56(美)久保田貴

【前走関係者コメント】
ルメール騎手 惜しかったです。4角で前の馬がフラフラして、その馬がいなくなるとびっくりしてブレーキをかけていました。そこからもう一度伸びてくれましたし、2000メートルも問題ありません。凄くいい競馬だったと思います。まだ子供っぽいので来年が楽しみです。

【前走時次走へのメモ】
余裕残しも好馬体。舌を縛る。スッと好位につけてイン待機。冷静に立ち回って脚もたまっていた。4角最内で手を動かし、直線入り口は逆手前、少し外へ流れる。それでもダノンの内から渋太く伸び、残り100メートルで一瞬先頭を窺う場面。最後は筒一杯も来年が楽しみになる2着。

◆ 7枠11番 ルペルカーリア 牡3 福永祐一 56(栗)友道康夫

【前走関係者コメント】
福永騎手 2番手でも良かったのですが、1番の馬と接触して、そこで馬がエキサイトしてしまって……。でも、行ってからはうまくペースを落とせたし、息も入れることができて、いいリズムで運べました。最後の最後で左にモタれてしまったのも、苦しがったのではなく、体がまだついてきていない感じで成長途上なのでしょう。そのあたりがパンとしてくれば、強力な先行馬になれる素質があると思います。

【前走時次走へのメモ】
ポンと飛び出し、自然体でハナに立つ。1000メートル通過が59秒9。折り合いはついている。直線では内にモタれ、ゴール前でレッドジェネシスに掴まったが、そのまま2着に踏みとどまった。

◆ 7枠12番 ソーヴァリアント 牡3 戸崎圭太 56(美)大竹正博

【前走関係者コメント】
横山武騎手 強かったですね。重賞でもチャンスがある馬です。まだ体に緩さが残っていますし、まだまだ成長していくと思います。これからが楽しみですね。

【前走時次走へのメモ】
好気配。2番手につけて折り合いもスムーズ。3~4角で逃げ馬がペースアップしたところでも楽についていき、4角手前で先頭。直線はノーステッキで独走だった。前走に続いて驚きの強さ。次走も楽しみ。

◆ 8枠13番 グラティアス 牡3 松山弘平 56(美)加藤征弘

【前走関係者コメント】
松山騎手 スタミナを生かす競馬を考えていました。好位で脚がたまったことで最後までしっかり走ってくれました。3角過ぎで早めに来られてしまい、プレッシャーがあって少し苦しかったですが、そのなかで馬はよく頑張ってくれました。

◆ 8枠14番 ワールドリバイバル 牡3 津村明秀 56(栗)牧田和弥

【前走関係者コメント】
津村騎手 スタート次第ではハナも考えていましたが、外の馬が速かったので控えました。テンに少しハミを取りましたが、向正面は抜けて走れていました。追ってからも終いは反応がありましたし、内容は良かったです。レースの幅が広がったと思います。

【前走時次走へのメモ】
すっきりと仕上がる。抜群のスタートから先行3番手の内、絶好位につける。そこでじっくり脚をためて、手応えを残して4角を回る。直線も内からジリジリと伸びて、逃げ粘るノースブリッジを交わした。小回り向きの器用さが生きた一戦。

 

レースコメントから期待できそうな馬は、レインフロムヘヴン、オーソクレース、ルペルカーリア、ソーヴァリアントの4頭です。夏にトレーニングを積んでどれだけ成長できたかです。プラス体重で出走するのが理想です。

 

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