現役馬の生産者と馬主を並べて見てみると、ノーザンファーム系が圧倒的だった。

生産者馬主
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現役馬のデータを見ていて、生産者別に馬主を並べるとどう見えるのか、少し気になったので図にしてみました。

ふつうは生産者リーディング、馬主リーディングという感じで別々に見ることが多いのですが、実際には「どの牧場の馬を、どの馬主が多く持っているのか」を見るほうが、もう少し肌感覚に近いように思います。

今回は手元の現役馬データ 3,219頭を使っています。対象は生産者上位10牧場です。各牧場について、馬主上位5名を勝負服付きで並べ、6位以下は「その他」にまとめました。

まずノーザンファームが大きい

今回のデータでは、ノーザンファームが1,353頭でいちばん多くなりました。全体の約42%です。

2位の社台ファームが633頭なので、頭数だけを見るとノーザンファームがかなり大きいです。これは感覚としては分かっていたつもりですが、こうして横棒にすると、やはり差があります。

ただ、ノーザンファームの中身を見ると、上位5馬主の合計は45.0%です。

サンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシング、吉田勝己氏、ダノックスが上位に来ますが、それでも「その他」が744頭で55.0%。大きい牧場ほど、上位のクラブ馬主だけで埋まっているわけではない、というのが見えてきます。

このあたりは、ノーザンファームの公式サイトを見ても、セール情報、出走予定馬、重賞勝馬などの情報がかなり広く出ています。クラブだけではなく、セールや個人馬主も含めて、入口が複数あるということなのでしょう。

社台ファームは社台RHが目立つ

社台ファームは633頭で2位。

馬主別では、社台レースホースが154頭で24.3%。次に吉田照哉氏が61頭、吉田千津氏が34頭、東京ホースレーシングが23頭、グリーンファームが13頭でした。

こちらも「その他」が348頭で55.0%あります。ノーザンファームと同じく、上位5馬主で45.0%、その他で55.0%という形になりました。

同じ45%でも、見え方は少し違います。ノーザンファームはサンデーR、キャロットF、シルクRが横に並ぶ感じですが、社台ファームは社台RHがまず前に出て、その後ろに吉田照哉氏、吉田千津氏、東京HR、グリーンFが続きます。

勝負服を並べると、この違いは文字だけより分かりやすいです。

白老ファーム、追分ファームも見る

社台コーポレーション白老ファームは223頭で3位。G1レーシング、キャロットファーム、社台レースホース、シルクレーシング、サンデーレーシングが上位に入っています。

追分ファームは123頭で9位ですが、G1レーシングが58頭で47.2%。ここはかなり分かりやすい形になりました。

ノーザンファーム、社台ファーム、白老ファーム、追分ファームを合計すると2,332頭で、今回のデータ全体の約72.4%になります。もちろん、データの切り方によって数字は変わりますが、現役馬の層を見るうえでは、やはり社台系の厚みは大きいです。

岡田スタッドとビッグレッドファームは色がはっきりしている

岡田スタッドは163頭で4位。

ノルマンディーサラブレッドレーシングが44頭、岡田牧雄氏が41頭、小笹芳央氏が20頭。上位5馬主で71.8%なので、かなりまとまって見えます。

ビッグレッドファームは159頭で5位ですが、ここはさらに分かりやすく、ラフィアンが88頭、ビッグレッドファームが69頭。ほぼこの2つで埋まります。

こういう牧場は、勝負服を入れると一気に見やすくなります。名前だけで読むより、「ああ、この系統ね」と頭に入りやすいです。

ノースヒルズもまとまりが強い

ノースヒルズは146頭。

馬主別ではノースヒルズが92頭で63.0%、前田幸大氏、前田幸貴氏、前田幸治氏、前田晋二氏が続きます。上位5馬主の合計は84.9%でした。

ノースヒルズの公式サイトを見ると、勝利馬や活躍馬の情報を前面に出していて、グループとしての見せ方がはっきりしています。今回の集計でも、そのまとまりがそのまま出た感じです。

見るときの注意

この図は、あくまで手元の現役馬データを集計したものです。

賞金順でも勝ち上がり率でもなく、単純に「現役馬の頭数」です。ですので、牧場の実力比較というより、現役馬の分布を見るための図です。

また、馬主上位5名だけを出しているので、下位の馬主は「その他」に入っています。ノーザンファームや社台ファームのように頭数が多い牧場では、この「その他」がかなり大きくなります。ここを見落とすと、クラブ馬だけが多いように見えてしまうので注意が必要です。

それでも、勝負服を入れて並べると、文字だけの表よりはずっと見やすくなりました。

次は、これを年齢別、クラス別、あるいは本賞金別に分けて見ると面白いかもしれません。頭数では多いけれど上級条件ではどうなのか、逆に頭数は少ないけれど濃いところはどこなのか。そのあたりまで見ると、もう少し競馬の見え方が変わりそうです。

 

参考

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